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Home > その他のコンテンツ > 私のファイター > マイ・Z・ミドファイター > 2019年7月21日

マイ・Z・ミドファイター完成

さて、
後はペイントに出していた外装を取り付けるだけとなっておりました、
マイ・Z・ミドファイターですが、
実は7月19日(金)に外装は届いていて、
その日に早速外装を取り付けてもみたのですが、
個人的にどうも出来上がりがイマイチだと思い、
その理由は車体全体がスラント(前下がり)してない事と、
やはりメーターとヘッドライトが離れ過ぎている事が原因だと考え、
19日は遅くまで車体の撮影までしたものの、
その画像は全てボツにして(笑)、
この日(21日)には、
せっかく取り付けた外装をわざわざ外した後(笑)、
前後の車高を変えてみる事に致しました。

ちなみに、
Ninja400でジムカーナを戦っている、
かの有名な作田さんと雑談していた時に得た耳打ち情報にて、
Ninja400とZ400は、
フロントフォークの長さとリアショック取り付けのプレートが異なっていて、
Z400はNinja400に比べて車高は低く設定されていて、
アンチスクワットを減らしている事から、
加速時にフロントが浮きにくいセッティングになっているとの事で、
確かにリアショックの上部の取り付けプレートは、
Z400とNinja400で品番が異なっていました。

しかし、
カタログデータ的にはシート高が同じなのが解せない感じですが(笑)、
キャスター角に関しては、
Ninja400の24.7度に対してZ400は24.5度と、
Z400の方が少し立っていて、
Z400のカタログにも、
「キャスターをちょっと立たせて運動性を上げてるよ」
みたいな事が書いてあったような気が致しますが、
このちょっと立たせているというのは、
Ninja400に対しての事のようなのでした。




でもって、
スイングアームの対地角を測定しますと、
大体10度のようでした。




そして、
この時点でステップスタンドを使って、
スイングアームを垂れ下げて、
地面からタイヤのサイドウォールの角の部分までの距離を測りますと、
91mmでした。




Ninja400のプレートに交換すれば、
インスタントにリアの車高が上がりそうですが、
マイ・Z・ミドファイターはすでに“しゃこちょう”が付いたYSS製のリアショックに交換している為、
それを利用してリアの車高を上げようと思います。




ちなみに、
リアショック交換時に気になったのですが、
Z400のリアショックの上部の取り付けボルトを外す際、
ヘルメットホルダーのステーが邪魔をして、
ナット側には垂直に工具がアクセス出来ません。




逆にボルト側は垂直に工具がアクセス出来るのですが、
私は自己責任による私の勝手な判断にて、
ナット側にインパクトレンチのエクステンションがアクセス出来るよう、
ボルトをノーマルの右側から挿すノリから、
この機会に左側から挿すノリに変更してみました。




コマケー能書きはさておき(笑)、
“しゃこちょう”はリアショック単体にした方がイジりやすいと思ったので、
リアショックをまるっと外しました。




こういう風な状態の方が落ち着いて丁寧に調整出来ると思います。




元々の状態では、
ネジ部が5mmでした。




“しゃこちょうの”調整するナット部分にマジックで目印の黒い点を書き、
ナットをくるくる回してみます。




でもって、
5回回すとネジ部は10mmになったので、
ネジ部のピッチは1mmのようです。




そしてリアショックを取り付けますと、
サイドウォールの高さは10mm下がって81mmとなったので、
リアショックの全長を5mm長くすると、
リアタイヤの部分でピッタシ10mm車高が上がるようで、
比率が丁度1:2なのが分かりやすいと思いました。




でもって、
リアの車高は15mm上げたかったので、
再度リアショックを外してネジ部を7.5mm多くし、
12.5mmとしてみました。




すると、
計算通りサイドウォールの高さは76mmと、
予想通り15mm上がりました。




そして次には、
フロントフォークを突き出してみる事に致しました。




本当はフロントを15mm下げてリアを15mm上げて、
重心は変化させないという線を狙ったのですが、
15mm突き出しますとフロントフォークのトップキャップがハンドルに干渉する事から、
フロントの突き出しは10mmにしておきました。




すると、
スイングアームの対地角は0.6度大きくなったので、
アンチスクワット効果が高まりそうです。




しかし、
なななんと、
計測結果が不安定なのでにわかには信じがたいですが、
キャスター角の方はノーマルより1度も立って、
23.5度位になっちゃいました。

ちなみに、
キャスター角が23度台のバイクは、
SC77のCBR1000RR位しか思いつかず、
かなり相当に立った状態なので、
ステアリングダンパー無しの状態では危険水域だと思われます(笑)。

という訳で、
リアの車高は上げ過ぎた感が有る為、
バーターとして乗車1Gでリアが沈むよう、
リアのイニシャルを抜こうかと思いますが、
視聴者様にバイクが完成した姿をご披露するのが先だと思ったので、
それは後日行う事に致しました。




そして、
ぶった切っても替えがきくように注文していたメーターステーがバックオーダーになっていた事から、
手つかずの状態だったメーターステーですが、
もうノーマルのヘッドライトに戻すのはバイクを売却する時まで無いと思ったので、
カッコイイ事優先にて、
ノーマルメーターの下側に飛び出たステー部分はぶった切って、
メーターとヘッドライトの距離を縮める事に致しました。




という訳で、
ブラックジャック先生降臨と言ったノリにて、
思い切ってサンダーでぶった切った所です(笑)。




でもって、
コマケーステー類もぶった切りました。

でもって、
切り口は鉄ヤスリでバリ取りしておきました。




でもって、
そのままメーターの位置を下げても、
下に行く程フロントフォークから離れるキーシリンダーに、
メーターは干渉してしまう事が事前に分かっていたので、
赤い丸の部分にあらたに取り付け穴を追加致しました。




でもって、
以前にZ250SLのメーターステーを同じようにぶった切った後、
切り口はタッチペンで黒く塗っておいたのですが、
タッチペンでは塗りが薄い部分が出来て、
そこから少し錆が出てしまった事もあったので、
今回は缶スプレーでステーごと黒く塗っておきました。

あと、
メーターを取り付ける部分のT字型のカラーの銀色が目立つ感じだったので、
これもついでに黒く塗っちゃっときました。




でもって、
メーターステーは30mm+20mmの合計50mmのカラーで取り付け位置を下げてみました。




もうかなりギリギリセーフ的なクリアランスでメーターの取り付けに成功致しました。




という訳でジャジャジャジャーン!(笑)

その後出来上がった外装を装着し、
ついにマイ・Z・ミドファイターが完成致しました!

おおっ!
俺はやったぞ!(笑)

ちなみに、
以前こちらでも記述致しましたように、
これまで私が製作した当店のデモ車は、
ZX-6RRとGSX-R750はマットブラック1色、
CBR400RRとZ250SLはマットのジャーマングレー1色で仕上げ、
ハードコアテイストを全面に出しておりましたが、
マットブラックとキャンディーレッドのツートンの新型Z250にインスパイアされ、
マイ・Z・ミドファイターは、
マットのジャーマングレーに、
レーシングスピリッツも少し感じさせるべく、
クリアー(光沢仕上げ)のスカイブルーを、
フロントフェンダーとシートカウルの中央部分に加えてみました!




ちなみに、
私はドイツのツーリングカー選手権、
通称DTMを観るのが大好きなのですが、
今年(2019年)はメルセデスベンツが撤退し、
代わりに↑のアストンマーチンが参戦してきて、
マイ・Z・ミドファイターのカラーリングは、
このアストンマーチンのDTMマシンのオマージュです。

という訳で、
マイ・Z・ミドファイターは、
これまでのデモ車のようなパーペキハードコアテイストではなく、
サーキットでの走行でも違和感がないように、
視聴者様にレーシングスピリッツも感じて欲しい、
だけどジャパニーズ色彩デタラメセンスは個人的に耐えられない(笑)という事で、
ヨーロッパのレーシングカーの色彩センスでかまさせて頂きました。




ちなみに、
アストンマーチンのDTMマシンを見てカラーリングを決めた後で、
↑のブガッティのディーヴォという、
似たようなカラーリングの6億円超(!)というハイパーカーがご披露されましたが、
こちらは後から知ったので、
マイ・Z・ミドファイターとカラーリングが似ているのは、
全くの偶然です(笑)。




納車された当時のZ400と比較致しますとこんな感じで、
「全く別物」感が漂います。




別物感を1番感じさせるのが、
アルティメットLEDヘッドライト【ウェーブブラケット付き】への変更だと思われます。

しかし、
メーターステーをノーマルのまま使っていた時は、
“おでこ”が重い印象でしたが、
私の英断(笑)にて、
メーターステーの下側部分をぶった切った事により、
メーター位置は10mm下げていた以前より40mm低く、
ヘッドライトの位置は10mm高くした事で、
合計で以前よりメーターとヘッドライトの間の部分の距離が50mmも縮まり、
メーターとヘッドライトの位置関係に違和感がほとんど無くなりました。

いや〜、
やる事やっといて良かったー!\(^o^)/




これまでマット塗装ばかりかましていたので、
クリア(艶有り)塗装が逆に新鮮ですが、
鮮やかなスカイブルーが大変レーキー(キレイ)です。




ノーマルのZ400を見ていた期間がほとんど無かったので忘却しておりましたが、
あらためて外装を取り付けますと、
タンク横のシュラウドがかなり大きくマッシブな印象です。




マイ・Z・ミドファイターはタンクカバーでタンクをデカくしているので、
更に上半身がマッシブな印象で、
DT松本のような、
ライトウェイトスーパーネイキッド車の宿命である、
胸板は厚いけどチキンレッグと言ったアンバランスさが更に強調されちゃいました(笑)。




スケルトン・ラジエーター・リザーブタンク【ブラック】を取り付けられるスペースが有って良かったです。(^^)

あと、
以前にも記述致しましたが、
ノーマルのラジエーターシュラウドを外した事で、
美しいデザインのDOHCヘッドを見せる事が出来たのも、
個人的にイイ感じです。






ワイド&ローなABMストリートバー0230バーハンドルへの換装も、
ノーマルとは別物感への貢献度が高いです。




単色ではなく、
ちょっとシャレオツ感を出してツートンとしたシートカウル周りで、
マット塗装とクリア塗装のコントラストが面白いです。








カタログやネットの画像だとあまり伝わらないシートカウルの溝部分の造形ですが、
ツートンとした事で、
この溝部分のデザインが強調されたと思います。




ロボット感がパネェです。

しかし、
武骨なデザインが好きな方にはウケるのではないかと思います。

つまりは私のような(笑)。




サイドスタンドを出した状態での撮影ですと、
セルフステア機能(笑)が働いちゃって、
ステアリングをまっすぐにするのが難しかったので、
レーシングスタンドをかけたバージョンでも撮影してみました。




繰り返しになりますが、
メーター位置を下げて本当に良かったです。




タンク下のシュラウドのデカさと相まって、
モビルスーツ感もパネェです。




このシュラウドのせいでマッチョ感がパネェですが、
2気筒のスリムさにより、
前述のように車体の下側のチキンレッグ感がより強調されているので、
タイヤをもっと太くしたい衝動にかられます(笑)。






ノーマルのZ400にはシュラウドにラインが入ってますが、
マイ・Z・ミドファイターは何もない状態で、
色がマットのジャーマングレーなので、
第一次世界大戦時のドイツの戦車感もパネェです。




マイ・Z・モノファイター(Z250SL)の時は、
せっかくのアクラポヴィッチのサイレンサーも、
ロゴをつぶしてエキパイと共にブラックアウトし、
外装もマットのジャーマングレー1色だったので、
フルにハードコアテイストでかましてましたが、
今回はシルバーのサイレンサーのまま、
アクラのロゴも残し、
スカイブルーの差し色を入れる事で、
繰り返しになりますが、
レーシングスピリッツを感じさせるルックスとしています。

ちなみに、
ツイッターでZ400についてつぶやいている方で、
Z400は気になるけど、
カワサキのグリーンが苦手なので買わないみたいな意見が散見されたのですが、
そうした方の中で、
このカラーリングなら許せるという方もいらっしゃるかもしれません。

知らんけど(大坂のおばちゃん風w)。




以前までは、
ウィンカーのコード類をメーターステーの下側のステー部分の裏側にまとめていたのですが、
ウィンカーの余分なコードはフレームに押し込んだ為、
ウィンカーの赤いコードがあまり露出しなくなり、
パッと見でもスッキリ致しました。






タンクカバーのお陰でノーマルとは違ってタンクにボリューム感が有ります。






タンクカバーにより、
タンクの“のっぺり感”も増しています。




チェーンラインやタイヤやリアショックと言った、
ハードパーツにもしっかりお金をかけたので、
そうした部分のクールさも相まって、
単に見た目だけカスタムしたんじゃないよ感も醸し出す事に成功致しました。

ちなみに、
車体以外に突っ込んだカスタム費用の金額は、
外装のペイント代金を含めますと、
すでに車体価格を上回っております(笑)。










ワンダーカインド・バーエンドミラーがハイソ感も増しています(笑)。









↑は、
ガッツィーニ・シーケンシャル(流れる)ウィンカーの点滅の様子です。








完成形をご披露した後で、
完成の過程を後から説明するという新しい試みですが(笑)、
マイ・ベイビー・ブレード(CBR400RR)など、
昔のレーサーレプリカ車は、
タンク上面がまっ平で、
ポコチンが当たる部分がストンと垂直に近い角度で落ちているという造形がクールでしたが、
最近のバイクの何がカッコワリーって、
タンク後端が斜めってるデザインが超絶にオカマっぽいので、
私はこうした造形にストレートに嫌悪感を持っておりましたが、
耳打ち情報なのでガセかもしれないものの(笑)、
どうもこうしたタンク形状は、
バイクが正面衝突した時にライダーの内臓破裂のリスクを下げる為らしく、
メーカーとしても不可抗力的にこうした形状にしているようなのでした。

しかし、
そんな事はどうでも良く(笑)、
世の中は捨てた物ではないと言ったイキフン(雰囲気)にて、
新型のNinja400/Ninja250用に、
色々なカウルメーカーがタンクパッドなる、
ポコチンが当たる部分が垂直っぽくなっちゃう後付けのカバーを出していたので、
私は才谷屋さんが出している、
↑のタンクパッドを事前に購入しておりました。

ちなみに、
お値段は黒ゲル仕様で12,960円(税込)でした。


才谷屋さんのNinja250(18- )用タンクパッドの商品ページ




ポコチンが当たる部分が垂直に近いので、
ブレーキング時に体が前に放り出される感が減少するのがイイ感じです。




あと、
才谷屋さんのやつは、
他社製品と違って、
裏側がFRP特有のデコボコした感じが無く、
取り付け後に他社製品よりもキズが付きにくいというメリットが有るらしく、
この点も購入するに当たってポイントが高い部分でした。






という訳で、
↑はペイント後のタンクカバーです。




↑はカバーを付ける前で、
ノーマルはタンク上部に2本の溝が有ります。




タンクカバーをかぶせてみた所です。

御覧のように、
溝が無くなりのっぺりしたイキフン(雰囲気)です。




ただ被せただけですと、
↑のようにカバーはタンクキャップより後方に位置します。




後ろ側から押してみるとタンクキャップと形状が合ってきます。




カバーを外してみますと、
たしかにキズが入ってない感じで、
裏側ツルツル効果は伊達では無いようです(笑)。




でもって、
トーシロライクな思考ですと、
単にタンクカバーに最初から貼り付けられている“りゃんめんテープ”の裏紙をはがして、
そのまま取り付けたくなっちゃう所ですが、
それですと一発勝負ライクで、
貼り付ける場所を失敗すると曲がって貼り付けちゃったりする事になりがちです。

なので、
そうした事にならないよう、
クロートライクに↑の中性洗剤と、
近所のホームセンターで180円で買ってきた霧吹きを使います。




タンクやタンクカバーのジャーマングレーとあわせるかのごとく、
洗剤もドイツのメーカーのものを使います。

注:中性洗剤なら何を使ってもイイです(笑)。




でもって、
“りゃんめんテープ”の裏紙を剥がし、
その部分に水で薄めた中性洗剤を霧吹きで吹きかけまくります。

シロート考えですと、
そんな事したら、
“りゃんめんテープ”のノリ部分の貼り付け能力が落ちちゃうような気がしちゃいますが、
そんな事は全然気にせずじゃんじゃん吹きかけます(笑)。




また、
“りゃんめんテープ”が貼り付けられるタンク側にもじゃんじゃん吹きかけます(笑)。




その後タンクカバーを取り付け、
“ぬるっと”してる状態を利用して、
理想的な場所にタンクカバーを落ちつかせ、
後はテープのノリ部分の湿り気は自然乾燥に任せます。




これで一発勝負のリスクを負う事なく、
超絶簡単に理想の位置にタンクカバーの取り付けが出来ましたとさ、
めでたしめでたし。

言いたい事としては、
備えあれば憂いナントカです(笑)。




という訳で、
6月1日に納車され、
ここまでくるのにピッタシ50日かかりましたが、
この50日間は梅雨時期で、
この週からは晴れの日が続くようですので、
晴れた日から慣らし運転を開始したいと思います。

それにしてもこの50日間は疲れた!(笑)


2019年7月23日 試運転&海の近くで記念撮影


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