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Home > その他のコンテンツ > ダイアリー > 2019年4月5日

★GSX-S125に試乗★



↑は、
昨年(2018年)に鹿児島のM.S.L.HOBBYに走りに行った帰りに、
宮崎市のホンダのドリーム店でCBR250RR(MC51)に試乗した時の画像ですが、
CBR250RR(MC51)は高回転域の気分が良かったので、
ホームコースたるM.S.L.HOBBYを走るのと、
日南海岸をのんびり走るという、
両方のニーズに応えてくれそうなバイクとして、
CBR250RR(MC51)を買おうかと思っていたものの、
商売人の悲しい佐川急便にて、
私はちょっとキャッシュリッチになると、
そのお金をすぐに商品の仕入れに回してしまうので、
全然お金が貯まらず、
更には冬の寒さに耐えかねて、
昨年末は通勤用にボロボロな軽自動車も買ってしまい、
最近では魔都トーキョーから宮崎に持ってきた洗濯機がお亡くなりになった事から、
新品の洗濯機も買ったりと、
更にお金が無いという感じで1年余りが過ぎ去ってしまい、
そうこうしていると、
カワサキからZ400というバイクがリリースされ、
CBR250RR(MC51)と車重が同じ位なのにパワーがあると言う事で、
フツーにこっちの方が速そうだと、
購入候補がCBR250RR(MC51)からZ400に切り替わっていました。




↑は新しいZ400で、
2018年に新発売されたNinja400のネイキッドバージョンです。

しかし、
出たばかりのバイクで安い中古車もなく、
新車で買うとなると、
どうせ販売店にて新車で買うならと、
ETCとかのメーカーオプションとかも付けちゃいそうなので、
乗り出し価格は80万円くらいになってしまう感じです。

でもって、
買ってそのままでなど乗れない性分なので、
乗り出す為のカスタム費用を40〜50万円位突っ込むと、
120〜130万円位の予算が必要ですが、
そんな予算はすぐには用意出来ない感じで、
自分自身の完璧主義者的な気質に対して歯がゆい気持ちを抱いておりました。

えっ? 何々?
CBR400RRでは走らないのかって?

いや〜、
CBR400RRは皆さんの想像以上にトラブルが多いバイクで、
わざわざサーキットに持って行ってエンジンがかからなくなったりした時の事を想像すると、
精神衛生上非常に良くない感じで、
セル一発始動的なバイクで走りたい欲求が超絶上回っているのでした。




という訳で、
普段全然バイクに乗らないと、
自分がライダーとして、
あるいは人間としても退化していく恐怖感も尋常では無いというのに、
100万円ものお金をポンとは出せない現状を甘受して、
このままお金が貯まるのを待っていたら、
それこそ還暦(60歳)になってしまいそうだったので、
安くて気軽にパッと乗れるバイクは無いかと模索している時に、
正直初めて見た時は、
125ccのバイクが醸し出す線の細さと、
触覚みたいなミラーや丸っこいヘッドライトがアリンコみたいで、
しかも私が大嫌いなフレームカバーが異常にデカい事から、
完全にノーマークだったGSX-S125について、
ちょっと調べてみる気になりました。




↑は、
GSX-S125について調べている時に発見いたしました、
WestPowerさんが製作及びコンプリート販売している、
GSX-S125ベースのレーサーですが、
ノーマルがアリンコみたいなのに対して、
フロントのカウルがスラントノーズ化されており、
ミニバイクレーサーとして結構クールなルックスになっていて、
ちょっと心惹かれます(笑)。


SUZUKI GSX-S125 レースコンプリート仕様

GSX-S125 Racing Kit Parts






という訳で、
その後ちゃちゃっと調べ、
近所のスズキの看板を掲げているバイク屋さんに現車を見に行ったのですが、
なななんと、
GSX-S125の試乗車があったので、
1度帰った後で、
ヘルメットとグローブを持参して、
この試乗車に乗ってみる事にいたしました。




私は小柄な体格なので、
例えばリッターバイクなどにまたがりますと、
お客さんからは「子供が乗ってるみたいwww」などと揶揄される事が多いのですが、
GSX-S125にまたがってみますと、
強烈に小さく強烈にほっそいので、
はたから見たらライダーとのスケール感が合わず、
12インチのミニバイクに乗っているようなルックスになるのではないかと思いましたが、
↑の写真で見てみますと、
私とはスケール感が合っていて、
それ程違和感は無い感じです(笑)。



↑は、
メーター動作の動画ですが、
キーをオンにいたしますと、
「GO」の文字が出ます。

でもって走り出しますと、
Z250SLでは10000rpm位で回転やパワーが頭打ちになってしまい、
いかにもシングルという、
割と低中速トルクの方を重視している印象でしたが、
こちらのGSX-S125は、
13000rpmまできれいに回り、
あまりにも回転上昇が速いので、
低回転を使う事はなく、
常に高回転をキープして走る感じで、
そのおかげで頻繁にシフトチェンジする事になるのですが、
大昔のスズキ車と違いシフトフィーリングもホンダ車並に優れているので、
走っていて非常に楽しかったでした。(^^)

あと、
フル液晶ディスプレイのメーターも見やすく、
こんな格安車なのにギヤポジションインジケーターが有って、
試乗時には確認しませんでしたが、
任意の回転数で点灯(あるいは点滅)させる事が出来るRPMインジケーターも付いていて、
エンジンとメーターに感動いたしました。




アジア圏では125ccのMT車が熱いという事で、
そうした波が日本にも押し寄せてきたという感じで、
色々と125ccのMT車が日本でも販売されましたが、
例えばCB125RはCB250Rとの兄弟車という事で、
車体価格が高価なので、
多くの人はCB250Rをセレクトしてしまい、
Z250SLにも兄弟車として海外ではZ125SLが販売されたものの、
カワサキが素直にCB125Rの失敗を学べば、
恐らく日本では販売されないと思われます。

そうした中、
「125ccにはこれ位の予算しか出せねーよ」みたいなニーズに応えているのか、
比較的安価なGSX-S125の評判は割とイイようで、
兄弟車でフルカウルモデルのGSX-R125と共にワンメイクレースも開催されていたり、
ミニサーキット用としてセカンドバイクとして購入されている方も多いようです。

また、
乗った感想として、
昔の2ストの50ccのMT車のような感じで乗れるので、
高校生みたいな人達の最初のバイクとしてもイイ感じのバイクじゃないかとも思いました。

でもって、
よく大型バイクに乗る方が中型車を揶揄する事に対して、
中型車に乗る方が、
「日本の道路ではバイクなんて250ccで十分」などと、
やや負け犬の遠吠えライクに言う事もありますが、
私が以前Z250SLでストリートを走った際も、
実際、
250ccでもクルマに比べれば十分に速いので、
ストリートでは250ccでも十分過ぎると思っていて、
今回125ccのGSX-S125でストリートを走りますと、
GSX-S125なら125ccでも十分位に思いました(笑)。

ただし、
そんなZ250SLもサーキットに持ち込みますと、
M.S.L.HOBBYのみっじかいストレートですら「ゲロ遅」と感じたので、
恐らくGSX-S125もサーキットのストレートでは超ゲロ遅に感じる事が予想され、
ミニサーキットで走らせるにおいても、
グロムなどの12インチのミニバイクに大人が乗ると、
スケール感的に認知的不協和があると感じる方に対して、
GSX-S125は、
12インチのミニバイクレーサーの代替品として考えるのが良いかと思われました。

ちなみに、
GSX-S125と価格がほぼ同じなグロムは、
ハイグリップなミニバイクレース用のタイヤが使えるので、
小径ホイールと短いホイールベースにより、
ミニサーキットでは17インチ車よりも有利ですが、
グロムがワイドレンジな4速で、
エンジンは空冷のOHCなのに対して、
GSX-S125はクロスっぽい6速で、
エンジンは水冷のDOHCなのが利点です。

また、
ストリートで使う場合においては、
グロムの方がデザイン的に洗練されていて、
倒立フォークなどが高品質に感じさせるの対して、
GSX-S125は、
これはこれでカッコイイと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
個人的には前述のようにアリンコみたいなルックスや、
φ31というほっそいフロントフォークが貧弱なイメージなものの、
乗っていてエンジンの吹け上がりとシフトチェンジの楽しさが上回っていると思うので、
その辺がバーターになっていると思います。

まー早い話が、
水冷DOHCの6速の方が、
乗っている分には数倍楽しいと思われるので、
所有する満足感のグロムか、
乗っていて楽しいGSX-S125か、
暴力的にザックリ言ってそんなセレクト基準でしょうか(笑)。

※個人の感想であり効果効能は保証出来ません。

という訳で、
なんつったってお値段が安いのと、
レーサーパーツも豊富なので、
割かしベタ褒め調なインプレになってしまいましたが、
それもこれも、
もう1年位バイク自体に乗っていなかった事から、
久々にバイクに乗ってテンションが上がったという要素が強いので、
その辺を考慮して多少割り引いて読んで頂ければ幸いです(笑)。

そして、
そういう私自身も、
おうちに帰ってきて多少頭を冷やしました(笑)。


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