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Home > その他のコンテンツ > 私のファイター > マイ・Z・ミドファイター > 2019年10月16日

M.S.L.HOBBYで26回目の走行



この日は、
マイ・Z・ミドファイターで2回目のサーキット走行をしに、
M.S.L.HOBBYにやってきました。




ヘルパーをして頂くのは2度目のA.Iさんに、
早速タイヤウォーマーを巻いて頂きます。



前回、
コースイン後に数週でエンジンがスロットルについてこなくなるというトラブルが有り、
暖機運転不足が原因かと思い、
この日はしっかり暖気運転をかましましたが、
サーモスタットを外しているにも関わらず、
アイドル回転数を4000rpmまで上げているせいか、
ものの数分で水温は80℃に達してしまいました。

ちなみに、
↑は、
暖機運転後、
しばらくしてから撮った動画で、
アクラポビッチのレース用のサイレンサーの排気音です。




桜島の火山灰は鹿児島市内側に流れるようで、
路面の状況も割といいです。




この日はブロワーも持ってきていたので、
路面状況を確認しつつ、
ブロアーでコース上の異物を吹き飛ばしましたが、
それ程異物は無く、
単にお散歩したという感じでした(笑)。




マキタ製の充電式のブロアーを使ってます。




プロペラ機も飛んでました。




お天気は快晴で、
気温も夏のような暑さは無く、
バイクでサーキットを走るにはサイコーデーです(笑)。




という訳で、
9時過ぎには1本目の走行を開始しました。




たたずむ愛車。

前から見ますと、
タンク下のシュラウドに、
動物のバッファロー感が有ります。




サーキットには我々以外誰も居ないというのに、
相変わらず生徒会チックな律儀さで、
手を出して合図しながらコースインします(笑)。




前回の走行で慣れてきていた事もあり、
コースイン後2周位ですぐにヒザが擦れました。

ちなみに、
この日はリアの車高を10mm下げ、
3.5mmイニシャルも抜いてきましたが、
車高が下がった事により、
本当に気持ち程度ですがヒザは擦りやすくなった印象なものの、
私はボンクラライダーなので、
それ以外に車高を下げた事による変化は何も感じませんでした(笑)。

つーか、
サイドスタンドの出し入れの際、
スタンドが地面に接触しやすくなったのがちょっとイヤという感じです(笑)。




ヘルパーのA.Iさんには、
撮影で邪魔になった際の草を刈る“カマ”も持って行ってもらっていたのですが、
真ん中の雑草は刈って無かったようで、
この雑草が邪魔をして残念な画像です(笑)。

そして、
1本目は15分位走った所で、
握力が無くなって走行を終了致しましたが、
ストリートだと6000rpm以下位でピヨピヨ走ってるので感じませんが、
サーキットだと10000rpm以上回してる状態が多いので、
その時の振動で手の疲れが増大する感じです。




そして、
今回はしっかり暖機運転したにも関わらず、
コースイン後に数週でエンジンがスロットルについてこなくなるというトラブルは今回も起こり、
原因は分からずじまいで、
現状では対策は何も無い感じですが、
4〜5周するとフツーに加速するようになるので、
私のようにスポーツ走行だけという使い方ならまー許せるものの、
レースに使うとなると、
この症状はマズい感じです。

あと、
ブレーキの引き代が走行中に増大し、
走りながらレバーを遠くにする感じで調整してました。

でもって、
1本目のベストは40秒687で、
のんびり調です。




後ろに写ってるのはサーキットのオーナーさんで、
オーナーさんと私とヘルパーのA.Iさんの、
3人しかサーキットにはおらず、
コースは私か独占している調子にて、
11時頃に2本目の走行を開始しました。




だいぶ低い目線での撮影で、
アウト側から撮るとだいぶバイクが寝ている感じです。

しかし、
実際には、
タイヤがディアブロスーパーコルサではない事から、
タイヤさえ良ければ、
あと5度以上はもっと寝かせられるのになーという気分で走っていて、
正直攻め切ってる感はなく、
全ての条件が揃わないと本気にならず、
別の言い方をすれば、
全ての条件が揃わないと全く良さを発揮出来ない、
まるでホルヘ・ロレンソと似た調子にて、
私もいわゆる“ゾーン”に入らないと気合いが入らないタイプのライダーで、
この日もそんな感じにて、
ハーフバンクでダラダラ走ってる感じでした。




こう見ると、
裏ストレートは少しうねっているんだという事が分かります。




第2コーナーのクリップ付近です。




インフィールドの右ヘアピンのクリップ付近です。




アイドル回転数を4000rpmまで上げた事で、
全閉にしてもエンブレがかかりにくくバイクは進むので、
シビアにスロットルコントロールする必要が無く、
前回の走行に比べて、
手首の疲労度はだいぶ軽減されました。

しかし、
走行後に水温は97℃まで上がっていて、
エンジンは熱的なかなり苦しそうな印象です。






フロントタイヤのプロフィールの方が、
リアに比べてエラが広がっているのか、
フロントは端っこまで使えてる感じです。




ピントが甘く御免なさい。




しかし、
リアはアマリングが出来ちゃいますが、
実際バンク角は少ない感じで走っていて、
ディアブロスーパーコルサのエッジグリップがデフォになっているせいで、
思い切って寝かす事が出来ない感じです。

あと、
空気圧は前回よりも前後共に0.2KPa下げ、
冷間でフロント1.4、リア1.6、
温間でフロント1.55、リア1.8と、
邪道レベルで低くしてますが(笑)、
グリップが上がった感触は無く、
但し路面温度が低かったせいか、
タイヤ表面は前回走行時よりもサラっとしている印象です。




2本走って、
コーナーの立ち上がりでバイクが全然立ち上がらないフィーリングで、
走っている時には、
「こりゃーリアのスプロケを1〜2丁上げてファイナルをショートにしないとダメだな〜」
みたいな事を考えながら走っていたのですが、
走行後に冷静になって考えてみますと、
そう言えば、
フルエキで走った前回に対して、
今回はエキパイをノーマルに戻した事からだいぶパワーダウンして、
そのせいでコーナーの立ち上がりが遅く感じていたんだと気付きました。

ちなみに、
ノーマルエキパイの方が下のトルクは出るだろうという下心だったのですが、
サーキットでは大体6000rpm以上位はエンジンが回っているので、
そこから上の領域では、
やはりフルエキの方がパワーもあるっぽく、
私の思惑は見事に裏切られましたが(笑)、
負け犬の遠吠えライクに語らせてもらえれば、
そうした事(ネガティブな要素)が確認出来た事が収穫という感じです(笑)。

という訳で、
パワーダウンしてる分で、
フルエキの時よりも0.5秒位タイムで損してる感触で走っていましたが、
通常なら1本目に対して2本目は大幅にタイムアップする事が多いにも関わらず、
2本目のベストは40秒428と、
1本目からあまりタイムアップせず、
走っている時の感触が数値にも表れているという調子にて、
前回のベストより0.468秒遅い、
このタイムがこの日のベストとなりました。

やっぱ、
こんな狭いサーキットでも、
パワーが有ればそれだけタイムは縮まるんだな〜、
と言った気分です(笑)。




午後からも誰もサーキットにやって来ない感じにて、
本当に私1人でサーキットを独占している調子です。

でもって、
お昼には、
バイクの免許を取ったばかりというヘルパーのA.Iさんに、
サーキットを走る前に、
最低限出来るようになっておくべきライテクをレクチャーしてました(笑)。

ちなみに、
私はM.S.L.HOBBYのようなライセンスも講習も、
誓約書すら必要無いという、
超絶に敷居の低いM.S.L.HOBBYで、
サーキット走行を楽しむ事を南九州の皆さんに啓蒙しているつもりなのですが、
それとはダブルスタンダードにて、
そうは言っても、
ただビギナーがサーキットにやって来て、
ただサーキットを走っても、
本当にただ走っただけで終わってしまうので、
出来れば事前に、
以下の3つのライテク位はストリートで体得して頂きたいと考えています。

それは、

1.つま先乗りが出来る事
2.ノークラでのシフトアップが出来る事
3.ブレーキをかけながらのシフトダウンが出来る事

↑の3つで、
どれもストリートでピヨピヨ走ってる時にでも体得出来るライテクです。

つーか、
むしろピヨピヨ走ってる時に落ち着いた状態で体得しておくべきライテクだと思われます。

但し、
Z400のようなフルスケールのバイクでM.S.L.HOBBYを走るのであれば、
2速オートマ走行で走るので、
下の2つは必要無いテクニックなのですが(笑)、
シフトチェンジする可能性の有るサーキットの事も含めて考えますと、
この3つは最低限ストリートで体得してからサーキットに来て欲しいというのが私の思いで、
その理由ややり方などをヘルパーのA.Iさんに説明した所、
「そんな事を教えてくれる人は誰も居ない」と、
えらく感謝して頂きました(笑)。

という訳で話が脱線しましたが、
午後からは1時過ぎに3本目を走り始めました。






真正面だとヘッドライトがまぶしい的な画像です。




真正面だとヘッドライトがまぶしい的な画像パート2です(笑)。

ちなみに、
ストリートをピヨピヨ走っていると、
フルバンクtoフルバンクみたいな事もなかなか出来ず、
ストレスがたまりますが、
サーキットではそうした走りが出来、
別の言い方をすればそれが麻薬となってしまい、
私のように50歳を過ぎてもいつまでもサーキット走行にこだわるようになってしまうのですが、
これを読む皆さんも、
中にはストリートをフルバンクで走っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
リスクが危なく危険がリスキーで、
自分が死んじゃったりするだけでなく、
場合によっては他人にも迷惑をかけてしまう可能性が高くなりますので、
とっととサーキット走行へ切り替える事がお勧めで、
また、
元々フルバンクなど経験した事が無いけど、
ロードスポーツタイプのバイクは所有しているという方も、
バイクやタイヤがもったいないので、
サーキット走行を趣味にするのが私のお勧めです。(^^)

しかし、
例えば200万円オーバーの高価なスポーツバイクで国際格式のサーキットを走って、
仮に転倒した場合、
バイクはグッシャグシャ、
有り体に言えば“全損”になる可能性も高く、
それはそれでもったいないので、
全損に耐えられる収入の有る方、
独身者なら年収600万円以上、
家族持ちで年収800万円以上であれば、
まーそうした趣味を持つのもいいとは思いますが、
収入が低い方など、
200万円オーバー車の全損になど耐えられないというタイプの方は、
私のように中型車でミニサーキットを走るのがお勧めで、
カウル付きのセパハン車がお好みであればCBR250RR(MC51)、
ネイキッドのバーハン車であれば私が乗るZ400がお勧めで、
更にはもっと低コストで、
ミニサーキットに特化するというのであれば、
カウル付きのセパハン車であればGSX-R125、
ネイキッドのバーハン車であればGSX-S125が私のお勧めです。


※個人の感想です。




午後からは特にタイム等も気にせず、
テキトーに流して走る的に走っていたのですが、
更にはエキパイがノーマルでパワーダウンしているにも関わらず、
↑みたいなコーナー立ち上がりでリアが流れる場面が増えてきて、
リアショックのスプリングが明らかに固く、
前回の走行に引き続き、
スプリングのレートを下げてメカニカルグリップを上げる必要性を感じました。




ストリートですと、
Z400はノーマルエキパイでもメチャメチャ速いバイクという印象なのが、
サーキットですとパワー不足を感じちゃうというノリが、
Z250SLの時と全く同じ調子です。

そして、
逆説的には、
Z250SLの時と同じく、
Z400もフルエキを入れると全域パワーアップするという印象です。




インフィールドの右ヘアピン進入部分です。

ちなみに、
仮に峠などストリートでフルバンクしてヒザを擦って走っているというライダーも、
そのほとんどは一発でフルバンクまで持って行くというよりかは、
だんだん寝かしていきクリップ付近でヒザを擦っているだけというケースが多いと思われますが、
一次旋回を引き出しているとは言えないので、
ブレーキング後のバンキングスピードをひたすら上げて、
とにかく一次旋回を引き出すという走りも、
峠よりかはサーキットの方が練習しやすいので、
そうした意味でもヘアピンのようなコーナーが有るサーキット走行がお勧めです。




最終コーナー手前の右コーナー部分です。

ちなみに私はこの部分が苦手で、
「全くトロットロトロットロ走ってんな〜、俺」
みたくいつも思いながら走っているのですが、
この部分のバイクの切り返し時の体重移動は、
バイクに慣れてきたせいか、
だいぶスムーズにはなってきました。




最終コーナーへのアプローチです。

ちなみに、
最終コーナー立ち上がり部分は、
ホームストレッチのコンクリートウォールがかなり後退したおかげで、
少々オーバーランしても大丈夫という感じになりましたが、
そうした事も手伝って、
立ち上がりのラインは毎周バラバラ事件でした(笑)。








疲れちゃって走行を終了した時のショットだと思います(笑)。




前回は3本しか走りませんでしたが、
もったいない意識が高まり、
この日は3時過ぎに4本目も走りました。




低い位置からの撮影で、
デジイチ(デジタル一眼レフカメラ)らしい背景のボケ感が美しいです。




同じく背景のボケ感が美しいです。

あと、
私は比較的小柄な人間ですが、
大型車に子供が乗ってる的な違和感も、
ミニバイクに大人が乗ってる的な違和感も無く、
Z400は私とスケール感が有っててイイ感じなのが気に入ってます。

手前みそですが(笑)。




第2コーナーです。




インフィールドの右ヘアピン進入でフルブレーキングしている所です。

ちなみに、
ブレーキの効きが変化する事が災って、
正直ブレーキングでだいぶビビリミッターが働いてます。




という訳で、
この日は4本走りましたが、
40秒を切って、
本当は38秒台位で走らないと、
正直「攻めてる」という気がしないので、
そういう意味ではフラストレーションはたまるものの、
例えばフルバンクしてコーナーを抜けた後に、
まだバイクが寝ている時にスロットルを全開にすると言った、
ストリートでは味わえないような走り方が出来るので、
ただ流して走ってる感じでもストリートとは比較にならない位、
バイクのライディングは楽しめました。(^^)




4本目を走った後はとっとと後片付けをしました。




という訳で、
3時40分頃にはサーキットを後にして、
帰りのクルマの中で、
前日がヘルパーのA.Iさんのお誕生日という事を知ったので、
夜はファミレスで(笑)、
ヘルパーのA.Iさんにディナーをご馳走して、
色々と世間話をして楽しい時間を過ごしましたとさ、
めでたしめでたし。(^^)


本日のベストタイム
40秒428
(それまでのベストタイム 39秒960 2019年9月25日【Z400】)
(それまでのベストタイム 38秒41 2013年3月11日【CBR400RR】)

走行前の距離:1,642km
走行後の距離:1,687km
走行距離:45km


今回の走行で良かった事(個人的な備忘録)

・天気が良かった


今回の走行で悪かった事(個人的な備忘録)

・ノーマルエキパイはパワーダウンしてタイムもダウンする
・コースインして2〜3周後に燃調がおかしくなり加速しなくなるが原因不明
・コースイン後3〜4周はブレーキが効かない
・走行後は水温が97℃位まで上がってしまう
・リアショックのスプリングのレートが固過ぎる事からメカニカルグリップが不足している


次回までにやるべき事

・エキパイはフルエキに限る
・出来ればリアショックを低レートのスプリングに交換する
・出来ればよりハイグリップなタイヤに交換する


この日良かった事(個人的な備忘録)

・バイクの免許取り立てのヘルパーのA.Iさんに
ライディングのレクチャーをして感謝された


2019年10月25日 YSS製リアショックのスプリング交換


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